公務員試験【自然科学】対策や勉強方法を解説

公務員試験の中で自然科学は人文科学とならんでコストパフォーマンスの悪い科目 です。範囲が広い割に出題数が少ない。
受験生の中には科目ごと捨てる人も多いのではないでしょうか。私が予備校に通っていた頃、生物のみを勉強して他は勉強しないといった方もいました。
この様な自然科学ですが、どの様に勉強を行えば合格に近づけるのでしょうか?
今回は「自然科学、どう勉強すれば良いの?」といった方に向けて記載しました。参考になれば幸いです。

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自然科学対策
自然科学の勉強方法ですが
- 優先順位と捨て科目を決める
- 出題傾向を知る
- 学習を終えた後は問題集を解きまくる
優先順位と捨て科目を決める
まず自然科学は何から勉強したら良いのでしょうか?私が通っていた予備校では生物⇒地学⇒化学⇒物理⇒数学の順番で勉強した方が良いと教わりました。
生物は本試験で2問出題されます。出題範囲は広いですが、自然科学の中では1番多く出題される為、生物は勉強すべきです。
また多くの受験生が勉強を行っている為、捨てれない科目です。
次に地学ですが覚える事も少なく、簡単な問題も多いので捨てない方が良いです。
化学、物理、数学ですが捨てても良いと思います。ただ物理は力の分野が良く出題されており問題も簡単なので、その分野のみ勉強する事をお勧めします。
自然科学の出題傾向を知る
次に出題傾向を知りましょう。出題傾向の高い分野から勉強を行う事で、無駄を省く事ができ、勉強の効率化が図れます。
備考・・・この記事は市役所の採用試験向けに書かれています。
地学出題傾向 | ||
---|---|---|
分野 | 出題頻度ランク | コメント |
地球の内部構造 | A | 地震が良く出る |
岩石と地層 | B | 地震や宇宙ほど出ないがたまに出る |
気象現象 | B | 地震や宇宙ほど出ないがたまに出る |
宇宙 | A | 出る |
地学は地球の内部構造と宇宙の分野が良く出題される為、しっかり対策しましょう。
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生物出題傾向 | ||
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分野 | 出題頻度ランク | コメント |
細胞 | A | 出る |
生殖・発生 | B | 出る |
遺伝・DNA | A | 出る |
代謝 | A | 出る |
動物の体 | A | 出る |
植物の体 | A | 出る |
生態系 | A | 出る |
生物は頻出分野がなく、様々な分野から問題が出る為、全て勉強した方が良いでしょう。あえて言うなら 光合成や神経系、遺伝の問題が良く出てると思います。
おすすめの参考書は「センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」です。
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化学出題傾向 | ||
---|---|---|
分野 | 出題頻度ランク | コメント |
物質の構成 | C | 近年出題されていない |
物質の状態 | A | 良く出る |
物質の反応 | A | 良く出る |
無機化学 | C | 近年出題されていない |
有機化学 | A | 良く出る |
化学はコストパフォーマンスの悪い科目である為、捨てて良いと思います。理論化学、有機化学分野が良く出題されています。
物理出題傾向 | ||
---|---|---|
分野 | 出題頻度ランク | コメント |
力と運動 | A | 良く出題される(問題自体は簡単) |
運動量とエネルギー | A | 良く出題される(問題自体は簡単) |
波動 | C | それ程出題されない |
電気 | A | 良く出題される |
原子・その他 | C | それ程出題されない |
物理は力学と電磁気分野の出題が殆どです。時間があれば勉強を行って欲しいです。市役所の試験で出題される 物理は簡単な問題が多いので得点に繋がります。
数学出題傾向 | ||
---|---|---|
分野 | 出題頻度ランク | コメント |
方程式 | A | 数学で1番出る |
2次関数 | A | 2番目に出る |
その他 | C | まんべんなくでる |
数学は科目ごと捨てても良いと思います。出題傾向としては方程式、2次関数が良く出題されます。
学習を終えた後は問題集を解きまくる
分野の学習が終われば問題集を解きましょう。問題集はスーパー過去問よりもダイレクトナビがおすすめです。
問題数も多く、解説が解り易いです。
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自然科学はいつから勉強を始める?
自然科学は他の科目を一通り終わらせた後に勉強を始めましょう。本試験の7ヶ月前から勉強を開始すれば、本試験 までに間に合います。
私の勉強法
私はLECの通信講座で自然科学を学習しました。LECの通信講座は良い科目と微妙な科目があるのですが 自然科学はわかり易くおすすめです。
講義は語呂合わせを使った内容が多く、頭に残りやすかった為、効率良く勉強ができました。
例えば、地球の内部構造であれば、地下マンガ無いがもぐれ。
これは地殻、マントル、外核、内核、モホロビチッチ不連続面、グーテンベルグ面、レーマン面という地球の内部構造です。そして外核だけ液体といった感じで教えてくれます。
まとめ
勉強が得意な方は全て学習しても良いのですが、そうでない方は捨て科目を作り、効率よく勉強する事が合格への近道です。
真面目な方に多いのですが、「全て勉強しなければ合格できない」と思い込み、分野全て学習する。しかし一つ一つが中途半端になりボーダー点へ届かず落ちるといったケースを良く見かけます。
なので潔く捨てる科目を決め、コストパフォーマンスの良い科目に絞り、対策して下さいね。
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